バイクのバッテリーをソーラー充電にした話
作成日カテゴリ: blog DIY バイク ものづくり タグ: ソーラーApe
バイクを所有しているが、電車通勤な関係で月に2回くらいしか乗らないので、定期的に充電しないとバッテリーが上がってしまう。
Ape50なのでバッテリーが上がった状態でもエンジンを掛けることはできるが、精神衛生上よろしくない。 セキュリティも機能しないし。。。
ということで、これを改善することにする。
現状
バッテリーが上がった時はバイク・クルマ用の充電器を使って復活させるようにしている。 サルフェージョン除去機能がある充電器なので充電すればバッテリーの性能もある程度は復活する。
しかし、1週間くらいでまた充電がなくなってしまう。 Apeに載ってるバッテリーはすごく小さいモノで10cm四方くらいなので仕方ないね。
対策
鉛バッテリーといえばソーラーパネル(偏見)ということで、とりまソーラーパネルで充電してみる。
ソーラーパネルの選定
お試しなので、値段が安い適当なヤツをAmazonで探す。 この辺
これならトリクル充電対応のコントローラーもついて4k弱で買えるのでちょうどいい。
トリクル充電とは
トリクル充電は充電完了後に微弱電流を流すことで自然放電の量と同等の充電を常に行うことでプラマイゼロになるという充電方式。 充電し続けるのでバッテリーに負荷がかかり続けるのがデメリットだが、原付のバッテリーはそんな高くないので壊れたら買い替えるということで。
フロート充電というトリクル充電を進化させた方式もあるらしいが、きっと高いだろうということで、今回はこれを採用。
ちなみに、防水と謳っていたがコントローラー部分は隙間だらけだったのでホットボンドで適当に埋めた。
晴天時の電圧は13.5Vほど。 とりあえずちゃんと充電はできそう。
パネルスタンドの用意
サクッと3D CADでパネルのスタンドを設計して、3Dプリンターで作る。
※時間を掛けずに適当に作ったので、ボルトを固定するくぼみをつける箇所を間違えている。。。
スタンドをソーラーパネルに取り付ける
パネルとスタンドは防水の両面テープで。
パネルがいい感じに重くて立たなかったので水を入れた瓶にダクトテープでしばりつけた。
ダクトテープ超便利! これで台風シーズンが来ても安心だね!
バイクと接続する
バイクへは充電器についてきたコードを流用して接続する。 O型端子-タミヤコネクタの組み合わせのコードなので、O型端子はバッテリーの端子にボルトで締結。 タミヤコネクタは外からアクセスしやすい&雨が掛からなさそうなところへ設置。
ソーラーパネルの出力コードも合わせてタミヤコネクタに交換。
家に駐車している間は繋ぎっぱなしになるので防水性のあるコネクタが理想だが、わざわざ用意するのも面倒もったいないので、家に在庫していたタミヤコネクタを採用。
完成
こちらが完成図
パネル表面がざらざらしているのはなんとなく表面に防水スプレーを吹いてみたから。 汚れが付きにくいかなと思って吹いてみたが、しっかり雨などが流れているようで思った以上に汚れない。
感想
思いつきで適当に材料をそろえて作ってみたが、思った以上に良い。
今のところ、バイクの乗るたびに調子がいい。 単気筒なのでバッテリーの調子がいいと鼓動感が伝わってきて良い。 前までは充電直後にしか味わえなかった小気味いい加速も毎回味わえる。
バイクに乗るのが非常に楽しくなってほっこり。